日本プライマリ・ケア連合学会 北海道ブロック支部

日本プライマリ・ケア連合学会
北海道ブロック支部

最新情報

[2023.01.12]

北海道プライマリ・ケア オンラインフォーラム開催のご案内

日本プライマリ・ケア連合学会

  北海道ブロック支部 会 員 様

   

 新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、延期となっていた第10回北海道プライマリ・ケアフォーラムの今後の開催方法の詳細が決定いたしました。

 予定していたワークショップは一部を除き、2023年2月11日に「北海道プライマリ・ケア オンラインフォーラム」としてzoomによるオンラインで開催いたします。

 職種・職歴を問わずプライマリ・ケアについて学びを深めることができる機会となっております。

 是非ご参加くださいますようご案内いたします。詳細は、下記開催概要をご覧ください。

 なお、基調講演、特別講演につきましては、2023年11月18日(土)に「第10回北海道プライマリ・ケアフォーラム」として改めて開催に向けて準備を進めていく予定です。

 

2023年1月12日                          

 北海道プライマリ・ケアオンラインフォーラム実行委員長  湯 浅  駿

 

 

開催ポスター

クリックするとpdfファイルが表示されます。

 

開催概要

日    時:令和5年2月11日(土)14:00~17:20

開催方法:Zoomによるオンライン開催

対  象:学生、研修医、若手医師、各種医療専門職、北海道ブロック支部会員、非会員

参 加  費:無 料

お申込み: こちらの《事前参加申込フォーム》からお申し込みください

※なお、【 WS1:四分割、WS3:ACP、WS5:薬剤師企画 】は定員を設けております。定員に達した企画への参加ができない場合もございますのでご了承ください。

締  切: 2023年1月28日(土)24:00 まで

     以下の企画はグループワークによるディスカッションを行います。

【 ◎WS1:四分割、◎WS3:ACP、◎WS5:薬剤師企画 】

主  催:日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部

共  催:日本プライマリ・ケア連合学会学生研修医部会北海道支部

 

プログラム

時間

内容

14:00~14:10

10分

    ◎ 開   会   式

14:10~15:40

90分

◆ワークショップ第1部

◎WS1:四分割

(グループワーク有)

◎WS2:遠隔医療

 

15:40~15:50

10分

 休  憩

15:50~17:10

80分

◆ワークショップ第2部

◎WS3:ACP 

(グループワーク有)

◎WS4:所長交代・教育 

◎WS5:薬剤師企画

(グループワーク有)

17:10~17:20

10分

    ◎ 閉   会   式

 

セッション紹介

 

◆ ワークショップ 《14:10~15:40(90分)》

◎WS 1:四分割 (グループワーク有)

「臨床倫理4分割表を用いた多職種カンファレンスをやってみよう」

講 師:北海道勤医協総合診療・家庭医療・医学教育センター(GPMEC)、勤医協中央病院 臺野 巧先生

【紹介文】

臨床をやっていてこの患者さんにどこまで治療を行うべきか悩むことはありませんか?そんな時はチームで同じ方向をみて進んでいくためにこのカンファレンスをやってみましょう。

【抄 録】

臨床倫理というと難しいイメージがあるかもしれませんが、何か心に引っ掛かることがあればそこに必ず倫理的な問題があると言われています。臨床倫理4分割表を用いたカンファレンスは、さまざまな倫理的問題を整理する枠組みとして有用です。筆者は所属する救急病棟でこのカンファレンスを導入し、定例化しました。その経験をもとに、カンファレンスの実際、カンファレンス導入や運用のコツを紹介したいと思います。


◎WS 2:遠隔医療 

「オンライン診療:黒船か福音か?プライマリ・ケアの未来へ直言。オンラインアムロ、行きまーす!」

講 師:緑町診療所 稲熊 良仁先生

【紹介文】

医療DX待ったなし!2022年の診療報酬ではオンライン診療が広範囲に認められました。みんなの大好きな「患者中心の医療」はデジタルに適応できるか。プライマリ・ケアにおける医療DXについてガンダム世代の演者がピリ辛風味でお届けします。僕らが一番、オンラインガンダムをうまく使えるんだ!

【抄 録】

本企画ではオンライン診療を始めとする医療DXについて現状と未来について分り易くお伝えします。戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ。でもこういう時、慌てたほうが負けなのよね、と余裕の中堅医師。オンライン診療のモビルスーツの性能の違いが、プライマリ・ケアの決定的差ではないということを・・・教えてやる!と張り切るベテラン御大。俺たち総合医が量産の暁には、専門医の支配なぞあっという間に!と息巻く若手医師。君たちは生き残ることができるか。

*本企画では活発な議論を呼び起こすため、演者はだいぶ「辛口」に進めていきます。

 
 
◆ ワークショップ 《15:50~17:10(80分)》

WS 3:ACP (グループワーク有)

「ACPは聴くだけじゃない、多職種との連携に使うんだ!」

講      師:手稲家庭医療クリニック   松本 美奈先生

ファシリテーター:手稲家庭医療クリニック   加藤 利佳先生

ファシリテーター:岩手県立大学看護部     高屋敷 麻理子先生

ファシリテーター:東北大学大学院医療系研究科緩和医療学分野 伊藤 圭一郎先生

【紹介文】

Advanced Care Planning (ACP)って何?支援に活かすACPを皆さん一緒に考える時間にしたいと思います。

【抄 録】

当クリニックでは緩和ケアの初回外来時は緩和ケア看護師が面談しています。患者さんがどのように病気や治療と向き合って来て、今後はどのように過ごしたいかを伺い、希望に添って療養支援を多職種と連携しています。ACPとは何か、何をすべきか、その際のコミュニケーションも今一度皆さんと一緒に考え、明日からの多職種連携に活かせるワークショップにしたいと思っています。


◎WS 4:所長交代・教育 

「院長・所長ってどんな風になるの? ~寿都診療所継承の経験を通して~」

講 師:北海道家庭医療学センター栄町ファミリークリニック 中川 貴史先生
講 師:北海道家庭医療学センター寿都町立寿都診療所          今江 章宏先生
講 師:北海道家庭医療学センター寿都町立寿都診療所          堂坂 瑛子先生

【紹介文】

寿都診療所の院長交代のエピソードを基に、院長・所長になる過程を一緒に疑似体験してみましょう!

【抄 録】

家庭医・総合診療医として、開業や継承により診療所の院長・所長となったり、病院の診療科の責任者になったりすることは少なくないですが、大学や臨床現場でそのために必要な知識や経験を学ぶ機会はほとんどありません。今回は、寿都診療所の継承という実際の事例を通して、どんな知識・教育・準備が必要となるのか、さらには所長が交代した後、どんな変化があるのか、それぞれの立場からの振り返りと学びを通して一緒に考えてみましょう。もちろん、院長・所長になることを考えていない方やコメディカル、学生の方も大歓迎です!


◎WS 5:薬剤師企画 (グループワーク有)

「多職種で実践!患者協働促進ツール!Japanese Patient Engagement Promotion Tool(J-PEPT)」

講 師:東 京 慈 恵 会 医 科 大 学        青木 拓也先生
講 師:名 古 屋 大 学            栗原 健先生
講 師:練馬光が丘病院 総合診療科      小坂 鎮太郎先生
講 師:板 橋 中 央 病 院        安本 有佑先生
講 師:筑 波 大 学 大 学 院    吉田 智美先生
講 師:一般社団法人 医療開発基盤研究所 井上 恵子先生
講 師:十 勝 勤 医 協 帯 広 病 院      山口 章江先生

【紹介文】

患者協働促進ツール(J-PEPT)のうち、「安全な薬剤リストの作成」を通じて、多職種で実践する患者協働について体験してみませんか?

【抄 録】

プライマリ・ケアでは、従来の医療従事者中心の考え方に加えて、ケアを受ける当事者である患者・家族の積極的な関与、つまり患者協働を奨励し、医療の質や患者安全を協力して向上することが重視されています。本WSでは症例をもとに患者協働促進ツール(J-PEPT)の一部を体験し、どのように多職種で患者協働を促すのか、そして、どのように各医療現場に実装し、アウトカムを評価するかについて議論したいと考えています。

今回は、薬剤に関する安全性向上をテーマに掲げ、患者・家族と医療者がチームとして協働しながら薬剤リストを作成する過程を通じて、医療現場における患者協働について皆様と共に学びを深められればと思います。

 

単位について

※日本プライマリ・ケア連合学会

「専門医・認定医更新のための生涯学習単位」

「プライマリ・ケア認定薬剤師の認定単位」

「off-the-jobトレーニング単位」

上記のうち該当する単位が取得出来ます。

 

・単位申請についての詳細はこちらをご覧ください。→「生涯学習単位」