日本プライマリ・ケア連合学会 北海道ブロック支部

日本プライマリ・ケア連合学会
北海道ブロック支部

令和4年度 第9回北海道地方会開催概要

第9回北海道地方会のご案内

日本プライマリ・ケア連合学会

 北海道ブロック支部 会員の皆様

 

日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部

第9回北海道地方会の開催について(ご案内)

 

 

 初夏の候、会員の皆様におかれましてはCOVID-19の対応等で日夜ご尽力されていることとご拝察申しあげます。また平素より当ブロック支部の運営に多大なるご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。

 さて、今年で9回目となります「北海道地方会」のご案内です。

 2月20日付けでお知らせした開催案内第一報では、久しぶりに皆様と対面できる現地開催の予定でお知らせしておりましたが、今日の社会情勢に鑑みて誠に残念なではございますが、今年度も完全オンラインでの開催へと変更させていただきました。

 オンライン開催となりましたが、企画内容は当初予定の企画を実施するべく実行委員会メンバーで鋭意準備を進めて参りました。

 一部の企画(WS)で参加人数の制限を設けますが、オンライン開催となったことからそれ以外の企画は制限を設けず、参加費は無料としております。

 お忙しい中とは存じますが、多くの皆様にご参加いただければ幸いです。

 

令和4年6月1日

 

              第9回北海道地方会 実行委員長 加藤 利佳

                (ブロック支部幹事 医療法人渓仁会 手稲家庭医療クリニック)

 

開催ポスター

↓クリックするとpdfファイルが表示されます。

 

開催概要

日    時 令和4年6月25日(土) 13:40~18:10
開催方法 ZOOMによるオンライン開催
対    象 北海道のプライマリ・ケアに関心のある方どなたでも参加可能です。
参 加  費 無料(会員・非会員問わず)
テ ー マ 「緩和ケア ✕ プライマリ・ケア in 北海道」
お申込み

事前のお申し込みを受付しています。6月15日(水)締切りです。

 

事前申込みフォームはこちら

日本プライマリ・ケア連合学会「専門医・認定医更新」、「off-the-jobトレーニング」、「認定薬剤師の生涯学習」のそれぞれの単位が付与されます。

・詳細はこちら→「生涯学習単位

 

プログラム

時間 内容
13:40~13:50 開会式
13:50~15:00

【学術発表】▶一般演題(口演)

15:00~15:10 (休憩)
15:10~16:40

【座     学】

 ▶最期まで家で診るための〝緩和ケア薬の使い方〟

 

【 シンポジウム  】

 ▶Road to 2025~地域包括ケアシステムと緩和ケアと新型コロナ感染症~

 

【ワークショップ】

 ▶パーキンソン病の事例で学ぶ神経難病の緩和ケア(定員30名)

 

【   カフェ企画   】

 ▶シーズ・ラボ~これからのプライマリ・ケアの種を咲かせよう~

16:40~16:55 (休憩)
16:55~18:05

【基調講演】

▶エンド・オブ・ライフケアを地域でどう支えるか―緩和ケアの視点から―

 

18:05~18:10 閉会式

 

セッション紹介

 

【  学 術 発 表  】13:50~15:00

学術発表では公募した演題の発表を行います。

 

※一般演題(口演)は7演題です。 →抄録集はこちら

【 座    学 】「最期まで家で診るための〝緩和ケア薬の使い方〟」(15:10~16:40)

講 師:松田 諭   先生(ファミリークリニックさっぽろ山鼻)

 

 

※訪問診療のご経験が豊富なファミリークリニックさっぽろ山鼻 松田先生による緩和ケアで使用する頻度の高い薬剤及び持続皮下注等の器具を中心とした講義です。

他に薬剤師との連携や麻薬管理のポイント等、より実践的実務的な内容となっており症例経験数の少ない方や医師・薬剤師以外の方にもおすすめいたします。

オンラインの座学ですと演者から視聴者への一方向型ではと思われるかもしれません。心配はご無用です。

松田先生はMentimeter等のアプリを使用しリアルタイムにアンケートを集計しながら、参加者の情報を取り入れ講義を展開して下さいます。

〝眠くならないオンライン講義〟 あなたも受けてみませんか。

 

【シンポジウム】

「Road to 2025~地域包括ケアシステムと緩和ケアと新型コロナウイルス感染症~」(15:10~16:40)

シンポジスト・発表者: ①「札幌市におけるCOVIDー19患者の自宅療養と緩和ケア」

大友 宣先生(老蘇会 静明館診療所)

②「訪問診療診療所における緩和ケアと地域包括ケアシステム」

日下 勝博 先生(江別訪問診療所)

③「緩和ケア施設における取り組み」

松本 美奈 先生(手稲家庭医療クリニック認定看護師)

④「医療介護連携SNSを用いた医師と訪問看護の連携」

山崎 孝明 先生(北海道立羽幌病院)

座長:佐々尾 航 先生(北海道立羽幌病院)、黒島 偉作 先生(北海道大学公衆衛生学教室)

 

 

※地域包括ケアシステムの構築が各地で進められ、目標とする2025年が目前に迫っています。 医療・介護の需要や対応する資源は地域によって異なりますが、構築の一助となるように前年も同様のシンポジウムを企画し、その一端を担うハード面に焦点を当てました。今回は地方会全体のテーマが「緩和ケア」であることや、またCOVID-19が各地の現場の診療やシステム構築に影を落としたことも踏まえ、各地での活動事例についてお話をお願いする予定です。各地で参考になるような意見交換の場としたいと考えています。

 

【ワークショップ】「パーキンソン病の事例で学ぶ、神経難病の緩和ケア」 (15:10~16:40)

講    師:川島 淳 先生(さっぽろ神経内科病院 医師)

澤本 枝里 先生(さっぽろ神経内科病院 看護師)

小林 英司 先生(日本医療大学保健医療学部リハビリテーション科 理学療法士)

佐藤 弘太郎先生(本輪西ファミリークリニック 医師)

 

 

※神経難病の緩和ケアを一緒に学びませんか?今回は、現場で遭遇する頻度が高いパーキンソン

病のワークショップを企画しました。神経難病はその臨床そのものが緩和ケアであるともいわれ、移動、整容、摂食、排泄、呼吸、コミュニケーション、思考、記憶など様々な生活機能に支障をきたすことが特徴です。具体的な事例を通して、症状緩和や多職種ケアなどについて学びましょう。神経難病に日頃から関わっている、いないに限らず、どなたでもお気軽に参加くださいませ。

 

カ フ ェ 企 画 】「シーズ・ラボ~これからのプライマ・ケアの種を咲かせよう~」 (15:10~16:40)

企 画 進 行: 山口 章江  先生(十勝勤医協帯広病院)

  木佐 健悟 先生(JA北海道厚生連倶知安厚生病院)

 

 

※今回のオンライン地方会の中で、唯一の参加者交流企画です。プライマリ・ケアのフィールドで今あなたが注目していること、JPCA北海道ブロック支部の活動としてあなたがやってみたいこと、やってほしいことなどについてざっくばらんに話してみませんか?アイディアの種をみんなで育てて新しいプライマリ・ケアの花を咲かせましょう。どなたでも出入りは自由です。本当のカフェさながら、飲み物片手にリラックスしてご参加ください。

 

【 基 調 講 演 】「エンド・オブ・ライフケアを地域でどう支えるか―緩和ケアの視点から―」(16:55~18:05)

講  師:木澤 義之 教授(筑波大学附属病院 緩和支持治療科)

座  長:加藤 利佳 先生(手稲家庭医療クリニック)

 

 

※木澤先生はアドバンス・ケア・プランニングの大家であり、多くの研究論文や総説を執筆されております。総合診療の領域にも精通しておりプライマリ・ケア領域におけるアドバンス・ケア・プランニング、緩和ケアとの融合について本地方会のテーマである『緩和ケア×プライマリ・ケア in北海道』にふさわしいご講演をして頂きます。